26.Dec.2020

昔も今も楽しいおやつ

大活躍のお菓子たち

 昔なら駄菓子屋、現代ではコンビニ、日本で売られている言うなれば「おやつ」類。日本でのその品数は驚くほど豊富で、見ているだけ十分楽しめる。ここブエノス・アイレスでは、キオスコがそれに当たると思う。大小様々なキオスコが街中いたるところに点在し、その数はアルゼンチン全土で10万店を超えるらしい。そこで売られているおやつ類はほとんど同じ顔ぶれで、種類も数も日本とは比較にもならないが、アルゼンチン人にとっては、昔から見慣れているものばかりだ。ちょっとしたおやつのほとんどは、大袋か、箱で売られているスーパーより、バラで売られているキオスコか薬局、またはガソリンスタンドで手に入れるのが普通だ。

昔も今も楽しいおやつ

 大抵、キオスコの陳列棚の下段に幅をきかせているのは、アルファフォールだ。何と言っても大人も子供も大好きなアルゼンチンのお菓子で、チョコパイのようなものだ。ソフトクッキーの生地の間にドゥルセ・デ・レチェが挟まっている。味に大差はないが作っているメーカーが豊富にあり、それぞれお好みのメーカーを選ぶのだ。朝の通勤電車やバスの中で、このアルファフォールをかじってる会社員をよく見かける。おそらく朝ごはんがわりなんだろうと思うが、これが結構甘い。他には、おなじみのガムやキャンディー、チョコレートなどがぎっしり並んでいる。

昔も今も楽しいおやつ

 おやつといえば、やはり子供達。子供が小学校くらいまでは、これらのおやつは大活躍をする。ここでは、誕生日の子がクラスにケーキなどのおやつを持っていき、クラスメートや先生方に振る舞う習慣がある。子供が小さい時には、お誕生会専門のパーティー会場を借りてクラスメート全員、その他親戚、友人、知人を招待して派手にお祝いをする。そのお誕生会のクライマックスが風船割りだ。大きな風船の中にはキャラメルや飴玉、チョコレート類など沢山のおやつが詰まっている。主役の子供がそれを割ると、中からお菓子が一斉に飛び散り、子供たちは床に這いつくばって、我先にとばらまかれたお菓子を拾い集めるのだ。言うなればおやつの略奪戦争のようになる。誰が一番獲得するか、子供達の楽しみの一つでもある。

 そしてもう一つ。キオスコで買い物をしてお釣りの小銭がない場合も、このおやつ類が活躍する。日本ではちょっと考えられないが、お釣りの代わりに飴玉やキャラメルで返されるのだ。損をしてる気がしないでもないが、いまでは普通のこととして飴玉を受け取ってしまう私だ。もし、飴玉を拒否したらどうなるか。その場合は、お釣りの小銭はもらえないか、もしくはお釣りがない、と言われて商品を売ってもらえないのだ。釣り銭のない店が多すぎると思う。

昔も今も楽しいおやつ

 っと、話が横道にそれてしまったが、最後にアルゼンチンで人気のおやつを子供目線でいくつか紹介しようと思う。以下に紹介するのは、前述した子供の誕生パーティーに登場する風船の中には欠かせない、定番ばかりだ。

1 パリートス デ セルバ」 イチゴとバニラ風味のヌガーのような短い棒状のキャラメル

2 「スグス」 誕生会の風船割りの必須アイテム。ハイチュウのようなキャラメル

3 「ビジケン」 バニラ、桃、イチゴ、バナナと4色の味を楽しめるチューイングキャンディー

4 「ボノボン」 ウエハースの中にピーナツクリームが入った球体のお菓子で外側がチョコレートでコーティングされいて食べやすい。最近は日本でも手に入るようになった。

5 「マーロック」 ミルクチョコレートとヘーゼルナッツベースのチョコレートが交互に重なっている四角い一口サイズのチョコレート。

6 「バナニータ ドルカ」 バナナ風味のクリームをチョコレートで覆ってあり、バナナの形をしている。

7 「ティータ」 チョコレートで覆われたバニラクッキーサンドで、わずかにレモンの風味がする。

 これらの他にも、馴染み深いおやつは沢山ある。それらについてはまた別の機会に紹介しよう。ほとんど甘いものばかりなので、食べ過ぎと虫歯には十分気をつけなくちゃね!

昔も今も楽しいおやつ