16.Sep.2017
ラミーロ・ガジョ
ーふたりの眼差し、ひとりの被写体 シリーズNo.1ー
このシリーズでは音楽家やアーティストなど1人の人物を、2人の写真家が撮影し、それぞれの視点から被写体の人物像に迫ります。当サイト2Miradasの写真家ディアナ・アツミと、ゲストの写真家が各自の手法で人物の魅力を引き出します。
バイオリン奏者:ラミーロ・ガジョ Ramiro Gallo
ゲスト写真家:アリ・ブラフィ Ali Burafi
ラミーロ・ガジョ 経歴
5歳でバイオリンを演奏し始める。なぜこの楽器を選んだのかは定かではないが、バイオリニストになることははっきりとわかっていた。青年期には作曲家にもなりたいと思うようになった。17歳でギターを用いて自分の内部に語りかけ、作曲の道にも進むようになった。
22歳、南アフリカ共和国に3年間居住し、国立シンフォニーのメンバーとして活躍。アルゼンチンに帰国後タンゴと出会い、以来それが最も演奏するジャンルとなった。
バイオリン演奏家、作曲家として自らのアンサンブルを結成すると同時に、編曲家としても活躍。
多岐にわたるプロジェクトと関わりあううち、古典タンゴのマエストロ達とも知り合うように。次第にタンゴに関するビジョンが転換し、自らのスタイルを構築するにいたる。
ここ数年は自らのグループであるキンテート、オルケスタ・ティピカの指揮に尽力しており、同時にバイオリン講師としての活動も行っている。
詩作や歌詞の創作も愛してやまない。作曲に関してはそのハードな人生のいかなる場面においてもインスピレーションを受ける。
「タンゴは自分の音楽家としてのアイデンティティそのもの。偽りのない、本物の音を人々に伝えることが自分の社会的な役割だ。」
2人の写真家の眼差しはいかがでしたか?
音楽家、作曲家、そして父親として、ラミーロ氏の様々な横顔とその魅力を
お伝えできれば幸いです。
© ALI BURAFI (Photos: N°2, N°4, N°5, N°6)
© DIANA ATSUMI (Photos: N°1, N°3, N°7, N°8, N°9)