08.Mar.2018

音楽の街ブエノスアイレス ~ ライヴ会場編1

 ライヴ会場が群雄割拠するブエノスアイレスの街。1万人を超える会場から20人入れば満員になってしまう小さなバーまで多くある。タンゴショーなど観光客向けの場所もあるが、ここではもうひと段階上げてみて地元の人向けのライヴ会場を数回に分けて紹介したい。

 

1 Café Vinilo
カフェ・ビニロ

 アルゼンチン音楽が好きな人であればビニロのことは聴いたことがあるだろう。約80~100人が入るスペースと、20人程度のバーの二つのスペースがる。ディノ・サルーシ、ディエゴ・スキッシ、カルロス・アギーレなどのマエストロ級から若手有望株のナディア・ラルチェルまで登場し、ここにいればアルゼンチンの音楽地図が展望できるようなスペース。
 数年前に近隣との騒音問題から一時的に閉鎖されたが、現在では定休日の火曜日を除いてほぼ毎日ライヴが開催されている。バースペースで行われるバンドネオンデュオやピアノソロのCiclo(定期公演)も人気プログラムの一つ。バイオリン奏者のエミリオ・バルカルセが設立したタンゴ学校のリハーサルが毎週行われることでも知られる。

音楽の街ブエノスアイレス ~ ライヴ会場編1
Orquesta El Arranque & Victor Lavallen

ジャンル:タンゴ、ジャズ、フォルクローレ、ポップスなど
Web cafevinilo.com.ar
住所:Gorriti 3780 Palermo / BUENOS AIRES – ARGENTINA

 

2 Centro Cultural Kirchner(CCK)
キルチネル文化センター

 前大統領クリスティーナ・キルチネルの肝いりで、中央郵便局を改修した劇場。入場料はなんと無料というのも嬉しい。エグベルト・ジスモンチ、モレーノ・ヴェローゾ(ブラジル)、ナタリア・ラフォルカデ、アルマンド・マンサネーロ(メキシコ)ら国立劇場ならではの国内外からの豪華なラインアップにならぶ。1200人収容のシンフォニーホールと500~600人収容の中型のサラ・アルヘンティーナがあり、アルゼンチンの音楽家にとってここで演奏できることは世界三大劇場の一つコロン劇場と並んで最大の栄誉とみなされている。

音楽の街ブエノスアイレス ~ ライヴ会場編1
Yamandú Costa

 予約は毎週火曜日正午にネットでその週の分の予約が1人2枚につき可能で、開演2時間前までに会場に取りにいかなければ自動的にキャンセルになる。無料のため予約は必須。

ジャンル:タンゴ、ジャズ、フォルクローレ、ポップス、ブラジル、クラシック、ワールドなどほぼすべて網羅

http://www.cck.gob.ar/

 

3 Clásico Fernandez
クラシコ・フェルナンデス

音楽の街ブエノスアイレス ~ ライヴ会場編1
La Sumergente

 サンテルモ地区の古い邸宅を改修して2016年にオープンしたばかりのスペース。1階、2階、テラスと三つのスペースに分かれており、同時に3つのライヴをつまみぐいすることも可能。若手からラ・カンゴラ・トルンカといった注目株の姿も。

住所:PIEDRAS 1020 – SAN TELMO / BUENOS AIRES – ARGENTINA

http://www.clasicofernandez.com.ar/